2010/04/07

「伝える」ということ×「社会貢献」の危うさ

以前、電通がCSR活動の一環で行っている
「伝えるコツを身につけよう」(参考:http://actionport-yokohama.org/action1/jigyou1.html
に参加したときに講師の方が仰っていた印象的かつ的確な指摘。


「何か悪いことを企んでいる人は
自分が怪しくないとアピールするために
『伝える』ことに必死になるけど、

市民活動などをやってる人は
自分は世の中のためになることを
やっているという自覚がある分、
『伝える』ということを疎かにする感がある」


いやまったくその通り。


疎かにするどころか、
自分は「社会貢献をしている=正しいことをしている」という意識がどこかにある分、
その主張が伝わらないと、自分の「伝える力」はさて置き、
主張を理解できない「相手が悪い」と批判する場面によく出くわす。


市民活動やらNPOやらが社会的に評価されにくい原因って主に二つあって、

一つは先の記事で述べた「飯が食えない」ことで
もう一つはこの「伝える力の無さ」ではないかと思う今日この頃。


「過大に魅せる」ことは嫌いだけど、
正当な評価を受けるだけの「見せる」力は
やっぱり必要でしょう。

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